尾張八十八箇所霊場
■ 四國直傳弘法大使 尾張八十八カ所とは
海に囲まれ、四国に似ている風光明媚な知多半島に当霊場が開設されたのは、大正14年10月7日の事であります。当時の四国八十八ヶ所霊場会の会長であった、別格本山善通寺誕生院の貫主「佐伯宥粲猊下」の御前より、お大師様を直伝されました。お大師様生家のご子孫にあたられる、佐伯宥粲猊下より「直伝」されたことは大変意義深いことであり、また本四国の各札所寺院に奉安されている大師像も、この善通寺よりお下げになったということで、本四国のお大師様と同様の御位であるといわれています。
■ 直伝弘法さん
当霊場は、「直伝弘法さん」の愛称で親しまれており、由緒ある古刹が多いのが特徴です。知多半島には、もうひとつの八十八ヶ所「知多四国霊場」がありますが、当「直伝弘法霊場」の寺院は、「知多四国霊場」の札所寺院とはほとんど別の寺院で構成されています。知多半島に2つの八十八ヶ所。まったく違った出会いや体験ができるはずです。
※霊場めぐりは心身をみがく修行の旅です。
道中は修行者としての自覚と節度を保ち、マナーやルールを守り、安全で快適なお参りをいたしましょう。
お納経とは札所をお参りして、写経を奉納されたり、お経をお唱えすることです。このお納経に対してご本尊様・お大師様が、その願いをお受け取り下さったことの「しるし」がお納経印です。 二度目からは重ね押しを致します。真朱になった納経帳は、幾度も巡拝された功徳の証です。単なる記念スタンプでない事を、十分心してお受けください。
各霊場の納札箱に納めます。出発前にあらかじめ納札に自分の住所、氏名を記入しておくとよいでしょう。納札の種類は巡礼の回数によって異なります。道中、接待を受けた場合も、この納札を渡します。
巡拝用品はすべて瑞泉寺にてそろいます。

